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灰色デイズ

やわらかくてぼんやりした灰色に包まれた日々

宝物。

恋愛

「愛しています」

とても大事な言葉だと思います。

軽々しく言うような言葉ではないから、思っていたとしてもこれまで口にしたことないという人もいるんじゃないかな。

 

彼とお別れして1か月と少し。もうどうしようもないことは分かっているけど彼のことを思い出さない日はありません。

彼の声、笑った顔、悲しい顔、姿勢良く歩く姿、温かい手、理知的で穏やかな言葉。

それは悲しみ、怒り、愛しさ、懐かしさ、自己嫌悪、諦め、言葉にならない気持ち、そんなものと一緒にふいに頭の中に浮かんできます。

その度に私は自分に言い聞かせます。「もう終わったことだよ」

 

ずっと前のことですが彼に「愛している」と告げられました。

今日やって来たのはその時の思い出でした。「もう終わったこと」いつものように自分にそう言い聞かせました。

その後には本当にいろいろなことがあって私たちは変わってしまったけど、少なくともあの時の彼の言葉には嘘はなかったし私も彼のことを本当に大切に想っていました。

 

春になって彼が戻ってきて目の前に現れたとしても、それはもう私の思い出の中の彼とは違う人です。彼にとっての私もきっと違うでしょう。

もうどこにもいない人。でも確かに存在していた。

余計な感情が抜け落ちて、ただ大切な思い出として思い出せる日が来て欲しいと思っています。

 

きっと会えば私は彼を許せず責めてしまうから、離れた場所から私の愛した彼によく似たあの人が笑顔でいることを願えるようになりたいです。